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著者 中島康雄,山里敬也,荒井伸太郎,田中宏哉,田所幸宏
題目 雑音による1bit ADC受信機の線形化
出典 電子情報通信学会 通信ソサイエティ大会, B-8-23, p.97
要約 分解能が最低である1bitのアナログ-ディジタル変換器(1bit ADC)は消費電力が低い・高速化が容易である・構成が簡易で回路面積が小さい・ダイナミックレンジの調節が不要であるといった利点を持つ一方で,その非線形性による入出力間の歪みが大きいという欠点を持つ.ところが,低SNR環境においては確率共鳴と呼ばれる非線形系が線形化される効果がはたらき,線形系に対する劣化が小さくなる. 1bit ADCと雑音を組み合わせて利用することで,振幅が変動する信号をも正しく復調できる.一方で,1bit ADCを用いた受信機をどのような通信路として扱うかという点は,理論的に確立されていない.特に,系に加わる雑音と,入力振幅が線形化される範囲について明確にされていない. 本研究では,1bit ADCを用いた受信機について,雑音分布と入出力特性に着目した解析を行う.それにより,1bit ADCを線形系とみなせる条件・範囲を示す
Authors
Title Noise-aided linearization of a receiver with one-bit analog-to-digital converter
Authority Communications Society Conference of IEICE,B-8-23,p97
Summary
年月 2019年9月
DOI/Handle
開催場所 大阪
研究テーマ 確率共鳴
言語 日本語
原稿/プレゼン資料 / (ローカル限定)


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