研究業績:詳細表示

著者 野呂俊介
題目 マルチエージェントシステムの合意制御のための位置情報の重要度に基づく通信衝突率低減手法
出典 修士論文
要約 マルチエージェントシステムのための合意制御について考える。 エージェント間の情報交換に無線通信を用いた場合、 利用可能なリソースに制限があるため、必ずしも通信範囲内の全てのエージェントと通信可能とは限らない。 また、エージェントが移動する場合、通信範囲内のエージェント数が時間変化するため,それに伴い通信衝突率が変化する。 通信衝突によって通信可能なエージェント数が減少することで、制御品質は劣化する。 したがって、エージェントの移動を考慮した通信衝突率の低減が必要である。 合意制御において、各エージェントが持つ位置情報は隣接エージェントの制御品質に与える影響が異なることを利用し、 通信衝突率低減のための通信プロトコルの提案と評価を行う。 具体的には、各エージェントが隣接するエージェントの位置情報から、 自身の位置情報の重要度を推定し、その重要度に応じて通信許可確率を設定することで、通信衝突の低減を図る。 シミュレーションにより、提案手法が制御品質を改善できることを示す。
Authors S. Noro
Title
Authority master thesis
Summary
年月 2018年3月
DOI/Handle
研究テーマ 高信頼性制御通信システム
言語 日本語
原稿/プレゼン資料 / (ローカル限定)


山里研究室/岡田研究室 研究業績データベースシステム