| 要約 |
無線フィードバック制御において通信路誤りによる制御品質の劣化が問題となる.本研究では,誤り訂正符号の適用により通信路誤りの影響を抑え,制御品質劣化の低減を目的とする.誤り訂正符号化を行うことでビット誤り率を低減できる.しかし,ビットレート一定の条件下では,誤り訂正符号化を行うと時間あたりに送信できる制御情報量が減少し,これが制御品質劣化の新たな要因となる.したがって,これを考慮した誤り訂正符号化が必要となる.本研究では,冗長付加による送信するビット数の増加を避けるために,送信する制御情報から制御にとって重要度が高いものを取捨選択し,代わりに捨てた分だけの冗長を付加する可変長の誤り訂正符号化手法を提案する. |