| 要約 |
マルチコプタを用いた無線LAN中継システムでは安定した通信を行いつつ,通信可能距離を拡大することが求められる.上空では風などの影響でマルチコプタが揺れることが予想されるため,揺れの影響を考慮したうえで通信システムを構成することが重要である.本研究ではジャイロセンサと無線マイコンを搭載したマルチコプタを実際に飛行させ,ジャイロセンサから角速度や加速度といったマルチコプタの揺れに関する値を,無線マイコンではスループットや受信信号強度といった通信に関する値を測定した.得られた値からマルチコプタを用いた無線LAN中継システムの通信可能距離や風による揺れで受信信号強度がどのような特性を見せるか評価する.
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