| 要約 |
機器とコントローラが無線通信路を介して状態情報と操作情報の交換を行う無線フィードバック制御では,通信路で発生するパケットロスにより情報の交換が行われないことによる制御品質の劣化が問題となる.複数機器の無線フィードバック制御においては時分割多元接続手法の工夫によりパケットロスが制御品質に与える影響を低減することが期待できる.本研究では,制御誤差に基づくコスト関数を設計し,機器のモデルによるコスト関数の予測値を最小にするように機器にタイムスロットを割り当てることによって,パケットロスが制御品質に与える影響低減を図る. |