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著者 岡宏典,岡田啓,間瀬憲一
題目 気球と地上ノードを用いた緊急時のアドホックネットワーク構築システム
出典 電子情報通信学会論文誌, vol.J94-B, no.7, pp.822-832
要約 大規模災害時の臨時通信システムとして,気球を用いて空中にアドホックネットワークを構築する“スカイメッシュ”の新たなネットワーク構成を提案する.スカイメッシュでは風の影響により気球と気球につり下げられた通信機材が揺れることで通信品質が不安定になることが報告されている.本論文では,気球ノードと気球ノードの間に気球に対向する指向性アンテナを付けた地上ノードを設置し,それを経由するリンクを構築することを提案する.地上ノードを設置することで風による気球の揺れの影響を和らげることができるのに加え,指向性アンテナを利用することでより長距離で高品質の通信が実現できる.新潟大学構内及び構外で気球ノードと地上ノードを用いて提案システムの通信品質測定実験を行った.結果として,気球を設置する間隔は約4.8 kmになり,安定した高品質の通信を行うことができることが分かった.
Authors H. Oka, H. Okada, K. Mase
Title An Ad Hoc Network Construction System Using Balloon and Terrestrial Nodes in an Emergency
Authority IEICE Transactions on Communications, vol.J94-B, no.7, pp.822-832
Summary
年月 2011年7月
DOI/Handle
研究テーマ アドホック・メッシュネットワーク
言語 日本語
原稿/プレゼン資料 / 無し (ローカル限定)


山里研究室/岡田研究室 研究業績データベースシステム